4月30日から5月2日までLEVORGで安曇野に行ってきました。そのときの簡易インプレッションを。
まずは、出足のお話し。これはいろいろな方のインプレッションで書かれているのですが、もっさりしていて深く踏み込むと今度は加速してしまって安定しないとか、出足はとてもスムーズで1.6リッターとは思えないとか、全く反対の感想が上がっていたりします。これについて自分で運転してみて一つの仮説を立てました。LEVORGの1.6リッターモデルは最大トルクが1,800 rpmから出ます。スバルさんのwebで確認すると1,000 rpmから1,800 rpmまでかなり急角度にトルクが上がってきます。加えて、1.6リッターモデルはアイドリングストップがついているため、停止から発進までにエンジンの起動が入ります。このエンジンの起動後のアクセル開度によって印象が全く変わってしまうのではないかと。アクセル開度が浅いとトルクが出ず、トルクが足りないと思ってそこから踏み込むと急激にトルクが厚くなり、安定しないように感じると思います。実際に私も経験しました。ところが、ある程度最初からアクセル開度があれば、十分なトルクが得られるためスムーズな出足になります。要はエンジン起動が入ってしまうためうまくアクセルコントロールができず、人によって印象が変わってしまうのではないかと。アイドリングストップがついていなかったら正反対なインプレッションも出てこなかったのではないかと思います。まぁ、慣れの問題ですね。あ、高回転を維持するSモードですとこの問題はクリアされるかも。今度試してみます。
続いてシートのお話し。FBの方に書いておりますがここのところ腰痛がひどい状態ですが、安曇野旅行への不安はいっさいありませんでした。というのは、LEVORG STIのシートですがとても良くできていて運転している間はいっさい腰の痛みを感じないんです。思った通り安曇野旅行中も運転中だけは全く腰痛に悩まされませんでした。副次効果として助手席にのる母親もこのシートを気に入っていて、特にサイドサポートがお気に入りみたいです。年をとれば体を支えてくれる部位があった方が疲れが少ないんでしょうね。
足回りのお話し。私はLEVORGに乗って初めてコーナリング時の腰砕けという表現の意味がわかりました。いえ、今まで乗ってきた車はスピードが乗った状態では安定しないので十分に減速して運転していたのですが、それでもちょっとオーバースピードだと不安定になっていました。で、LEVORGでは私が常用する速度帯では全く不安定になることはありません。つまり、今まで乗ってきた車が腰砕けの状態だったわけで。これは感動ものでした。だからといってガチガチの足回りではなく、道路の凹凸もうまくいなしてくれる感があります。今まで乗ってきた車が道路の凹凸を足回りの柔らかさで吸収してくれたのに対して、LEVORGは忠実にトレースしているのですが、まさに道路に吸い付くように凹凸をいなすので不快な振動を感じさせません。いやぁ、良くできています。
アクティブレーンキープのお話し。おっかなびっくりで最初は使っていたのですが、なれるとこれは楽です。今回利用した関越自動車道や中央高速道路であれば、お任せでいけます。これにACCをあわせると高速道路であれば、自動運転状態になります。ただ、ハンドルは握って時々操作していることを車に伝えないとアクティブ レーンキープは警告のあと切られてしまうのですが。副作用は眠くなること。アクセルコントロールもステアリングコントロールも不要となってしまったら、ドライバーはやることがなくなってしまうので眠くなります、はい。 加えて、アクティブレーンキープの邪魔をしないようにステアリングを握ろうとすると力の加減ができず腕が疲れます。 ちなみに首都高などで使う場合は、Rがきついカーブではアクティブレーンキープは切れてしまうので要注意です。首都高のカーブはACCを使った等速走行には個人的に向かないと思っておりますので、渋滞時以外は手動にすべきかと。
ステアリング連動ガイド付リヤビューカメラのお話し。これはオプション装備の話になってしまうのですが。ウチのタワーパーキングは前方から入れるタイプのため、気づかなかったのですが、はじめてバック駐車するときにびっくりしました。単にナビ画面にガイドラインが表示されるのではなく、ステアリングの切れ角によってガイドラインもぐねっと曲がって左右の障害物にぶつからない切れ角を教えてくれるのです。昔からバックが下手くそな上に改善しない私にとってこの装備は神装備です。ただし、これになれきってしまうと他の車でバック駐車ができなくなる可能性大ですが…
ということで、簡易インプレッション終了、今回の買い替えは意味があったというのが最後の感想です